保育にとって大切なこと…

保育の現場で大切にしてほしいことを綴っていきます!

食事というコミュニケーション

こんにちは!

保育士さんのサポーター うちだよしかです。

 

昨日はセミナーの打合せ

食事をしながら行いました。

主催者スタッフとして講師の先生とランチ!です。

 

女性講師の先生は、たいへん朗らかな方で

お話に花が咲く咲く 

 

食事という

本能的欲求を満たす行為を

コミュニケーションの場面にできるのは

人間ならではです。

そして、一緒に食事をするということは

とても大切なことですね。

 

「こけこっこ症候群」

 

大阪市立大学大学院の中井孝章氏が提唱した用語で、主に教育・食育関係の方の間で広く普及しています。


朝日新聞の記事(2007年2月12日)で紹介され、後、朝日新聞天声人語」(2008年1月6日)で取り上げられたため一般にも知られるようになりました。

(コ)食  一人で食事する
(ケ)食  食事を抜く
(コ)食  家族と食べるものが違う
(コ)食  いつも食べるものが同じ

 

食事という

本能が喜ぶ場面においての環境が

子どもの育ちにとって重要である、ということです。

 

食育の研修や

給食関係の行政の会議に行くと

この「こけこっこ症候群」課題として取り上げられることが多いですが

ある研修で

家庭の食卓では、座る位置が決まっていますよね

ですから、園での給食でも、座る位置を固定することで

家庭的な雰囲気を作りましょう!

という提案がありました。

 

みなさんの園では、座席が決まっていますか?

私が勤めていた幼稚園では、決まっていて、時々席替えをする…

学校みたいな感じでした。

が、園長として運営していた保育園では

自由席にするクラスあり、席決めするクラスあり…

そこは担任に任せていました。

 

確かに、家庭では

座る位置が決まっていますね。

「自分の場所」には「安心」が存在するわけです。

 

私は研修報告で、この件について協議を提案しました。

あなたのクラスは子どもの席を決めていますか?

それは、どんな目的で?

決まった座席で過ごすことで、子どもが得ることは?

そして

自由席にすることで、子どもが得ることは?

 

私は、このように

なにげない日常的な保育の場面においても

保育士たちが「子どもの育ち」について

一生懸命考えることが

大切だと思っています。

 

 

セミナーの打合せで

講師の先生とランチ!しながら

この時の白熱したディスカッションを

ふと、思い出していました

 

 

あなたは

どのように考えますか?