保育にとって大切なこと…

保育の現場で大切にしてほしいことを綴っていきます!

挨拶と返事

こんにちは!

保育士さんのサポーター うちだよしかです。

 

人が

人として

社会で生きていくために

挨拶と返事!

は、もっとも基本的なヒューマンスキルですよね

 

だからこそ

乳幼児期にしっかりと身につけたいものです。

この時期に身についた習慣は

その人間の「あたりまえ」になりますから

よい習慣をより多く

身につけられると

その先の人生が豊かで楽しくなります

 「挨拶しない」「返事をしない」が「あたりまえ」になってしまうと

後に(世の中に出てから)

「あたりまえ」の「書き換え」をしないといけませんので

その人はたくさんの努力をしなくてはなりません。

 

 

では、

挨拶と返事は

どのように教えますか?

 

「挨拶しましょう」

「返事をしなさい」

と何回も言ってきかせても

大人が挨拶や返事をしていない…では

身につきませんよね

 

部下には「挨拶しろ」と言いながら

上司が出来ていないでは

その職場に「挨拶」が定着しないのと同じです。

 

さすがに

挨拶の出来ない保育士さんには

めったにお会いしませんが、

返事というのは

環境によって

出来ていない場面がありますね…

 

名前を呼ばれたら返事をする…

当たり前のことですが

私が園長になったばかりのころ

行事の打合せをしていて

おかしいな…と思った場面があります。

司会は○○先生、ピアノは××先生…

と担当者が行事計画書を読み上げていくのですが

○○先生も××先生も返事をしないのです…

あれ?

聞こえたよね?

私は計画書を読み上げる先生を止め、

言いました。

「ちょっと待って!」

「名前呼ばれたら返事しようよ、子どもたちに そう教えてるよね?」

 

その後、保育をのぞきに行って

発見してしまいました。

 

先生「○○グループさん とりにきてください」

子どもたち…無言で動く…

なのに そのまま活動は続く…

 

返事の出来ない先生は

子どもたちに返事をさせることも下手でした…

 

はじめに

「習慣」と書きました。

お名前よび(出欠確認)の場面では「返事」を要求するのに

日常生活では「返事」をしなくても過ぎていく…

このような生活では

改まって名前を呼ばれる場面では「返事」ができても

肝心な「コミュニケーション」の場面で「返事」をする「習慣」がなければ

単に「名前を呼ばれる」→「はい。と言う」

という図式が形成されるだけです。

 

「返事」というのは

相手からの発信に対して「届きました。受け取りました」という

こちらからの返信です

受け取る→投げ返す=コミュニケーション

 

 そうです。

「返事」は

あらゆるコミュニケーションの

はじめのいっぽ

なのです

 

保育士は

自分が返事をすること!はもちろん

子どもたちが

ちゃんと返事が出来るように声をかけ

返事が出来るように場面を作る。

返事がこなかったら、来ていないことを伝え

返事が出来るように場面を作る。

 

いつも!

「返事」が出来るように環境を作ることが仕事です

 

注意:「返事をしなさい!!」ではないですよ。

怒られるから、言われるから返事をするのではなく

返事がこないと

聞こえたかどうか

わかったかどうか

こちらがわかりません、ということが

伝わるようにすることがポイントです