心のやりとり
こんにちは!
保育士さんのサポーター うちだよしかです。
今日は、ステキな保育士さんを
紹介します
前回
「返事」について書きましたが
「返事」にまつわる
こんな場面です…
1歳児クラスです。
朝のおやつが終わって
外に遊びにいこう!と
なりました。
保「はーい、お外にいきますねー
お帽子、自分で取れる子は取ってねー」
○○くん「はーい!!」
保「わあ、○○くん、いいお返事 ありがとう」
ね
ステキな先生でしょ
「返事」をさせようとする時
ついつい やっちゃうのが
保「あれ?お返事出来るの○○くんだけかな?」
もしくは
保「まあ、○○くんはお返事できて いい子ね!」
これは、他の子と○○くんを比べて
優劣をつけていることになってしまいますよね。
ですから
保「お返事 ありがとう」
は、とてもステキな声かけだと思います。
その先生はきっと
本当に嬉しかったのだと思います。
その子が元気に返事をしてくれたことが。
このように
こちらの「嬉しい気持ち」を「ありがとう」という言葉で表現し
子どもに伝えることは
実はとても大切なことです。
自分の言動が
相手に「喜び」を与え
それが「ありがとう」という言葉で返ってきた!
という経験。
それが、自分にとって
とても「嬉しい」気持ちがする…
こういった
「嬉しい気持ち」のやりとりが「心地よい」
という体験を
たくさんすることで
愛し愛される喜びを素直に感じ
子どもの心は健康に育っていくわけです。
さきほどの場面…
まわりにいた他の子どもたちも
決して否定されることなく
○○くんと先生の
「心のやりとり」を感じるわけです。
プラスの気持ちのやりとりは
まわりの子どもたちにも
プラスの刺激になるでしょう。
このような
「あなたのしたことで 私は嬉しい、ありがとう」
という声掛けを
I(アイ)メッセージ といいます。
「私」がどう感じたか、を伝える、という方法です。
子どもの言動を「評価」する言葉でなく
「私」が どのような気持ちか、という伝え方をすることで
「心のやりとり」になるわけです。