保育にとって大切なこと…

保育の現場で大切にしてほしいことを綴っていきます!

食を営む力

こんにちは!!保育士さんのサポーター内田淑佳(うちだよしか)です。

さて、本日は
食育」の お話…。

平成17年に食育基本法が施行され
その前文において
次のように謳われています。

子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、
生きる力を身につけていくためには、
何よりも「食」が重要である。


そして
保育所保育指針では、
食育の推進」と題して

保育所における食育は、
健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、
その基礎を培うことを目標とする、

とあります。


「食を営む力」って…
なんでしょうか…。

もちろん色々あると思うのですが
具体的に考えてみたとき、気付いたのは

料理って、
人間しかしないよね。
ということ。


以前、このブログで
食事をコミュニケーションの場面にするのは
人間だけ、ということを
書いています。

食事の内容やリズムだけでなく、
食事のとりかた、にも
人間性を育む重要な要素があるんだ、ということ。

そして
食事の場面には、
食材を料理する、という
人間ならではの
知恵と工夫が存在します。

料理とは…
食材を、より美味しく食べる工夫。
食材を、長持ちさせる工夫。
色々な食材を、食べられるようにする工夫。
→生では食べられないものが加熱により安全に食べられる。


私たち人間が
知恵を使い、様々な工夫をすることが
「食を営む力」の要素でもあるわけです。


子どもたちには
その基礎となる
食に対する興味や意欲を
引き出す環境を作りましょう。


さて、そして
料理だけが「食の営み」ではありません。
あなたも一度
「食を営む力」って、なに?
と、考えてみてください。