保育にとって大切なこと…

保育の現場で大切にしてほしいことを綴っていきます!

電車の中で ぐずる赤ちゃん…

こんにちは。保育士さんのサポーター内田淑佳(うちだよしか)です。

本日は
『保育士としての自信UP!講座』をコラボしている
子育てドラマコーチ なかしまゆき 先生と
今年の 打ち合わせ♪を いたしました。

阪急電車に乗って
大阪梅田まで 行ったのですが

電車の中で

ぐずる赤ちゃん…と
困っているママ

に遭遇しました。


終点「梅田」まで
あと4駅くらいの時でした。

生後7~8か月の赤ちゃんが
バギーごと
ママと乗車。

しばらくすると…

「ふぇっ… ふぇっ…」と
赤ちゃんが
グズり始めました。


あまり見ると
ママが恐縮してしまうので

私は
出来るだけ
視線を送らないように心がけているのですが

だんだん
赤ちゃんの泣き声が
大きくなる…けど

ママの声がしない…。

さすがに気になり

ふと見ると…

ママは一生懸命
赤ちゃんに
スマホを見せようとしていました…。




んー
まず、
たぶん

ちょっと暑いんだと思う…。


今日は寒かったので
赤ちゃんは
バッチリ防寒着に
バギーにも 毛布で防寒。

でも電車は まあまあ混んでいたので
車内の温度は
高いんですよね…

毛布は とったほうがいいなぁ…。



以前
小児科医のシンポジウムで
乗り物の中で ぐずる子どもは
たいてい
暑がっている…と
教えて頂きました。

病院の待ち合いなども
そうです。

生後6か月を過ぎると
皮膚や体温管理の機能が
だいぶ発達していますから
赤ちゃんの時のように
大人より一枚多く着せてしまうと
場面によっては
暑がってしまいます。

衣服は
調整のしやすいものを
選びましょう。

自立歩行が確立し
走る!年代では
大人より一枚少なく、です。


そして
スマホ(動画)で泣き止ませるって…

んー…
ですよね。

赤ちゃんは
一瞬は じっと画面を見て
泣き止むのですが
1秒、2秒で
「ふぇ~ん」と
泣きに戻る。

ママは必死に
画面を見せようと格闘。

今度は3秒!

「ふぇ~ん」

次は1秒…

「ふぇ~ん」


この繰り返し…。


子どもの名前も呼ばない。
子どもと目線も合わせない。
子どもに 全く触れていない…。

とにかく
静かに(自分も声を出さず)
させたい…のでしょうが…


しばらく
その繰り返しをするうち

偶然に
赤ちゃんの手が
バキーに 繋がっていた
おもちゃ(リング状で 四角や三角の動くパーツが ついている)に触れました。

赤ちゃん
自分で おもちゃを たぐりよせ
お口に
パクっ!

かみかみ…。

まんぞく!!


(笑)終点まで
ご自分で おもちゃを
噛んだり 舐めたり で
過ごして いかれました…。



ママも
一生懸命です。

今日の子どもさんの様子から
何かを学ばれたと思います。


そして
周りの大人たちは
「赤ちゃんは 泣くのが仕事!」くらいの
寛容さを
もってほしいです。


もちろん
公共の場所での
マナーは

守れるほうが
いいです。

でも
ぐずるから
電車に乗せない、ではなく
子どもに
経験させること、のほうを
大事にしてほしい。

実際、
ママが
思っているより
うんと
周りは寛容だと思います。

もちろん
色んな人は
いますが…。


みんなで
子どもを育てていく意識、
もっと広がってほしいなー。

それこそが
「子育てしやすい環境」
なのだと思います。